Vラインをカミソリ等で自分で処理をしている女性の方へ、カミソリによるVラインのお手入は、手軽なものですが、肌への思わぬトラブル・障害(埋没毛 等)が。Vラインの自己処理の注意点と問題点を知っておきましょう
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Vラインを自己処理(自分で脱毛)する方法は、カミソリ、脱毛・除毛用クリーム、家庭用レーザー脱毛器などがあります。中でもカミソリを使っている人が一番多いと思われます。カミソリを使ってのVラインのお手入は、比較的、好きな時に短時間でできる・自宅でできる・費用がほぼがかからない等、手軽に安く処理ができるといえます。ところが、Vライン脱毛でカミソリを使っている女性には、「毎日剃っていてもすぐにポツポツと毛が生えてきてしまう」「毛が太くなった」「カミソリ負けをして肌が荒れてしまった」「毛穴が化膿した」等のトラブルがあった話をよく聞きます。
また、Vラインの毛を何度も剃ることが体毛の成長を促し、「剃る前よりも毛が濃くなってしまう」というケースもよく耳にします。
カミソリを使ってVラインの脱毛処理をする場合の基本は@入浴後やシャワーを浴びて肌を清潔にした後に行い、A逆剃りではなく毛の流れに沿って剃ること、B処理が終わった後は、クリームやローションなどで肌の保湿をすること、Cカミソリの刃を定期的に取り替えることがあげられます。※シェーバーを使ってVラインの脱毛をする場合も、同じことが言えます。
Vラインの脱毛をカミソリや毛抜きを使う自己処理の場合におこる深刻な問題の一つに埋没毛(まいぼつもう)という現象があります。埋没毛とは、脱毛・剃毛・除毛などの処理を行った後、何らかの原因で皮膚内で発毛・成長してしまった体毛のことで別名「埋もれ毛(うもれげ)」とも呼ばれています。
「埋没毛」はVラインの脱毛処理時に皮膚が傷つくいたところが「かさぶた」となるために毛穴が塞がれてしまい、毛が皮膚表面に出てこられない状態の毛のことです。カミソリ等で剃ることで、毛が切れ、切り先が尖ることで、毛穴ではない皮膚内を貫通し毛が皮膚内に進入してくるのです。そして、進入した毛がそのまま成長してしまうことで埋没毛は生じます。
埋没毛は主に脇やビキニラインなど、皮膚の弾力がなく毛の生える方向がまちまちの部位に発生しやすいようです。埋没毛が生じた結果、肌が鳥肌状に荒れたりしてしまうわけですが、ほとんどの場合、毛がそれ以上伸びないところまで放置しておくと、自然に分解され排泄されてしまうようです。しかし、場合によっては色素沈着を起こしたり、炎症を起こし毛嚢炎(もうのうえん)になることもあるので注意が必要です。
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埋没毛の処置方法については皮膚科医と相談しましょう。(埋没毛の処置方法としては、レーザー脱毛を用いて、埋没毛の部位を取り除く方法がのが最良の方法とされています)
埋没毛を自分で処理するという方の場合、消毒した患部(埋没毛)によく消毒された針を用いて皮膚を少し切開し、その穴から毛を取り出す方法や、表皮のごく浅い層に発生した場合はタオルや垢すりなどで皮膚をこすり毛を出す方法をとっているそうですが、このような方法は皮膚を傷つけるため、特に女性にはおすすめできません。やはり皮膚科医と相談し、適切な処置をすべきです。
埋没毛の予防法
埋没毛の予防として、まずは毛抜きや剃刀を使った自己処理はやめることです。そして根本的な予防として、レーザー脱毛で当該部位の毛を脱毛してしまうという方法がある
【参 考】
◆除毛クリーム
除毛クリームは、毛の主成分となっているのはタンパク質がアルカリ性に弱い性質を利用して毛の成分を溶かします。脱毛クリームによるVラインの処理は刺激の強いアルカリ成分に十分な配慮が必要です。脱毛クリームによるVラインの脱毛前には、パッチテストが必ず行いましょう。
※除毛・脱毛クリームを使った場合のメリットは、処理が容易、カミソリのように肌を切ってしまうことが無い、ほとんど痛みがないことなどが挙げられます。一方、デメリットとして、除毛・脱毛クリームによっては、肌の表面にある保護膜まで一緒に溶かしてしまうことや、臭いが強いもの、アレルギーやかぶれ、肌荒れを起こしてしまうことがあります。また他の女性では問題がなかったものも自分では障害がでてしまったという肌の個人差にも注意が必要です。除毛・脱毛クリームを使用する場合は、使用時間を必ず守り、残ってしまった場合は他の方法で処理する方がいいでしょう。※商品の使用上の注意を事前に十分に読み理解の上で、パッチテスト等を実施することをおすすめします。
◆家庭用の「レーザー脱毛器」について
市販されている家庭用の「レーザー脱毛器」を使う方も増えています。レーザー脱毛器は最低でも1万円くらいしますが、値段は様々です。値段に対して脱毛効果があまり期待できないレーザー脱毛器が多いのは、エステティックサロンや医療機関で受けるようなレーザー脱毛に比べると、(事故防止のため)出力がかなり抑えられている為だと言えるでしょう。